40代の女性より、次のような体験談をいただきました。 「私が車を運転して、幼稚園児の息子が後部座席に座っていました。シートベルトを付けていたのですが、彼がゴソゴソ動いたため、シートベルトのロックがかかってしまいました。自分でベルトを外そうにも、動けば動くほど締まってしまい、首を絞め付けるので、苦しがってパニックになってしまいました。車を止め、たまたま荷物に入っていたはさみでシートベルトを切断して、事なきを得ることができました。以来、車にはカッターを常備しています。」
車種によっては、「チャイルドシート固定機能付シートベルト」が付いています。この機能が付いているベルトは、いったん最後まで引き出すと「自動ロック付き巻き取り装置」が働き、巻き込み方向にしか動かず、緩められなくなります。バックルをはずしても、ベルトのロックは解除されません。このため、首や体にベルトが絡まった場合には、窒息などの危険があります。
日頃より、シートベルトを引っ張るなどして遊ばないよう、お子様に注意しましょう。万が一、シートベルトを外せなくなった場合は、はさみなどで切断してください。
引用サイト:過去の「子ども安全メール from 消費者庁」2011年8月4日配信より
(http://www.caa.go.jp/kodomo/mail/past/)