子どもの事故の特徴・予防

子どもの事故は、予防が可能です。

安全を優先し、愛情豊かに、
みんなで子どもを育てられる環境を追求しましょう。
そのために、子どもの特性を知ること、子どもの事故を知ること。
そして、事故は予防できることを知りましょう。

01

やけど重篤な結果になりやすい子どもの事故です。

やけど事故の約半分は、10歳未満の子どもです。
さらに、その半分が1歳以下の乳幼児です。子どもは大人に比べて身体が小さいことから、
やけどの範囲が広くなりやすく、また皮膚が薄いために重症化しやすい傾向があります。
(2000〜2009年:国民生活センター調べ)

事故事例
  1. 100度に設定したポットのお茶を茶碗に注いだところ、誤ってかぶり、やけどを負った。(大村市)
  2. 熱湯の入った鍋を触ってやけどを負った。(大村市)
  3. 2階にある子ども部屋で子どもの服にアイロンをかけていた。机の上に使用後のアイロンをOFFにして置いたまま1階にいるもう一人の子どもの様子を見にリビングへ行っていたところ、しばらくして子ども部屋から泣き声がした。椅子に上って玩具を取ろうとしたときに、アイロンが落ちたよう。(東京)
予防するには?
  1. ポットや炊飯器など「熱」が出るものは、子どもの手の届かないところに置くこと。
  2. 手の届く位置に電源コードがないこと、踏み台になるようなイスなどがないことなど、周辺を確認すること。
  3. アイロンなどは、使用後すぐに子どもの手が届かない場所に置くこと。
  4. やけどの危険性がある家電製品は、子どもが簡単にスイッチが入れられないような製品を選ぶこと。
02

転倒・転落一番発生の多い子どもの事故です。

経済産業省「安全知識循環型社会構築事業」で収集された8000件を超える子どもの事故情報を分析した結果、
約半分が転倒・転落による事故であることが明らかになっています。

事故事例
  1. ブランコに乗ろうとして、後ろから落ちて後頭部を打撲した。(大村市)
  2. 柵を上げ忘れていたベビーベットに寝ていた子どもが、寝返りをうった際に、背中から落ちて、フローリングの床に頭を打ち付けた。(東京)
  3. 自転車の前かごに乗せたまま自転車を止めていたところ、目を離したすきに倒れて後頭部を打った。
予防するには?
  1. 子どもは日々発達するので、昨日まで登れなかった高さでも、今日は登れてしまうかもしれない、といった目線で常に家庭内をチェックすること。
  2. 窓際やベランダでは足場になるようなものを置かないこと。
  3. 階段など転落の危険があるところには柵を設置するなどして、一人で行けないようにすること。
  4. 自転車に乗せるときは、きちんと頭のサイズに合ったヘルメットをかぶせること。
03

誤嚥・誤飲赤ちゃんは、生後5ヶ月頃から、
手に触れるものを何でも口に入れるようになります。

子どもにとって、口に入るサイズのものが、手の届く範囲にある場合は、誤飲をしてしまう可能性が極めて高いです。直径が39mm、長さが51mm以内に収まるものは、子どもの口に入るサイズとされていますので、特に注意が必要です。

事故事例
  1. おはじきで遊んでいるときに、おはじきを口に入れて飲み込んでしまった。(大村市)
  2. 1〜2分、目を離した間に、台所カウンターの上に蓋を開けて置いていた液体キッチンハイター原液を誤飲。口のにおいをかいだらハイターのにおいがした。(東京)
  3. 母親が子どもを前向きに抱っこしている状態で、子どもはペンライトで遊んでいた。大人しくなったので、母親が見るとペンライトの蓋がはずれており、ボタン電池を二つ誤飲していた。(東京)
予防するには?
  1. 子どもの口に入るサイズのものを、手の届く範囲に置かないこと。
  2. 子どもが口に入れてしまいそうな化粧品や医薬品などは、ロックのかかる引き出しに入れるなど、容易に手が届かない場所にしまうこと。
04

はさむ隙間は、子どもにとって非常に危険な空間です。

子どもの手や足は大人より小さいため、狭い隙間でも指などが中に入ってしまいます。また、子どもは隙間を見つけると手や足を入れたくなってしまいます。指はさみの事故では、重症の場合、切断に至るので、注意が必要です。

事故事例
  1. キッチンのドアの向こう側に子どもがいるのに気がつかず、ドアを閉めた。全部閉まらなかったため見てみると、子どもの指が蝶番に挟まっていた。(東京)
  2. これまで一般家庭には無かったようなシュレッダーなどの機器が家庭に普及し、子どもが事故に巻き込まれる事例も報告されています。
予防するには?
  1. ドアの開閉時は必ず子どもの手の位置を確認すること。
  2. ドアの蝶番側は、指はさみ防止グッズなどでカバーすること。
  3. 家庭で使用する機器類は、子どもが触れることを前提に製品選択すること。