医療機関(※)より、家庭の浴槽で子供が溺れたという事故情報が寄せられています。
「親と入浴中、子供は浴槽の中で座って遊んでいた。水深27cm。親が髪を洗い、2分後に浴槽を見たら子供が仰向けに横たわっていた。すぐ引き上げたが、目は閉じ、呼び掛けに応じず、手足は脱力していた。」(1歳)
「親と子供が一緒に入浴中、深さ20cmほどの浴槽に子供を立たせていた。少し目を離した隙に、倒れてうつ伏せになっていた。その後、少しぼーっとした状態でけいれんがあった。」(2歳)
1~4歳児の家庭における不慮の事故死の約3割はお風呂で起きています。子供は僅か数センチの水深でも溺れる可能性があります。もうすぐ夏休み!庭やベランダにビニールプール等を出して遊ぶ機会も多くなる季節ですが、浅いと思って安心せず、子供から目を離さず、十分注意しましょう。緊急時には、すぐに救急車を呼ぶようにしましょう。
(※)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(平成27年4月時点で28機関が参画)から事故情報の提供を受けています(「医療機関ネットワーク」事業)。
(参考)
・厚生労働省「平成25年人口動態統計月報年計(概数)の概況」
(第7表 P36~P41)
・厚生労働省「人口動態統計年報 主要統計表(最新データ、年次推移)」平成25年
5-35 家庭における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数及び百分率
・過去の関連メール
Vol.200 プールでは子どもから目を離さず、緊急時にはすぐに救急車を!
Vol.71 お風呂ではお子様から目を離さないで ~体験談の御紹介15~
Vol.2 子ども(1~4歳)の家庭内での死亡事故の3割はお風呂!
引用サイト:過去の「子ども安全メール from 消費者庁」2015年7月16日配信より
(http://www.caa.go.jp/kodomo/mail/past/)